股の間から手を入れ

「サ、サキ、ちゃん・・・」

 

思わず息を呑みながら声にならない声を発した枝妻夫人の耳元に、

 

「奥様。」

 

とささやく男の声がした。

 

「ヒッ!」驚いて振り向いた夫人の顎に手を添えたのは、全裸の徳井聡志である。

 

「カン、ちゃ・・・」

 

夫人の口は聡志の唇で塞がれて、それ以上言葉にならない。

 

聡志は口づけを続けながら、向かいの部屋の襖を開き、枝妻夫人を引き入れ、その躯を抱き上げると夜具の上にあぐらをかき、膝の上に夫人をだっこする形になった。

 

そして、あいている方の手をスカートの中に突っ込み、女陰への愛撫を始めていく。

 

「う、ううん」

 

枝妻夫人は目を白黒させながら、愛撫する方の手を押さえたが、夫人の口に重ねられた唇も、花園を布地の上から撫でる手指も、どこうとはしない。

 

そして、ブラジャーで中央に寄せ上げられた胸の谷間に舌を這わせた。

 

「はあっ、はあっ」

 

酒によって鈍磨する感覚の中で、枝妻夫人の原始的な性欲だけはいや増しに高まっていった。

 

野獣のような低い呻き声を上げながら夫人の指は聡志の勃起した男根を探り当て、しごき上げる。

 

「ああっ、こんなに熱い。」

 

夫人は上半身を起こして聡志の肉棒を見ようとした。

 

聡志は腰を上げて夫人が見やすいようにした。

 

夫人は隆々としたそれを見て満面の笑みを浮かべた。

 

「うふふふっ。

 

これ、大好き。」

 

聡志も笑顔を返し、夫人の躯から衣服を剥いで、ブラジャーだけの姿にした。

 

そして、片腕を頭の上まで上げさせ、露わになった二の腕の裏側から腋の下を通じて横腹へと唇を這わせつつ、手指で肉壺を刺激した。

 

夫人の花園はすでに淫液でヌメヌメと濡れており、2本の指は、たちまちズッポリと熱い坩堝の中に引き込まれていく。

 

熱い媚肉に灼かれながら、壺の内側の最も感じやすい部分を擦り上げると、夫人は腹をへこませ、胸を反りかえらせる格好で悶えた。

 

「くっ、くぅっ、・・・はぁうっ」

 

聡志は、枝妻夫人の躯を抱き上げ、夜具の上にあぐらをかいて、その膝の上にまたがらせた。

 

「ああ、やっと。」

 

夫人は艶めかしく笑みを浮かべて、股の間から手を入れて聡志の肉剣を掴むと、その切っ先を自分の蜜壺の口に当てた。

 

「はあああーっ、ううっ」

 

極太の肉棒に自らの躯を貫かせ、体中にビリビリ走る電流のような快感に身を悶えさせ、枝妻夫人は聡志の首にかじりつく。

 

そして、力強い動きで腰をくねらせ始めた。