太腿でギュッと頭を挟んで

「そこはあなたの才覚に期待するわ。

 

あなたがムードを盛り上げておいて、岩本君にバトンタッチさせればいいのよ。

 

クスリなしでも女を燃え立たせることくらいはできるでしょう、トクちゃん?」美奈代は拓哉を挑発するような視線を向けた。

 

拓哉はソファから立ち上がり美奈代のそばまで行くと、やにわにその両肩を掴み、唇を重ねた。

 

その姿勢のまま、二人は机の上に打ち重なって倒れた。

 

拓哉の手が美奈代の胸をドレスの上からまさぐった。

 

そして拓哉は、唇を美奈代の首筋から鎖骨へとヌメヌメと這わせ、腕を上げさせてその腋の下を舐めた。

 

机の上の書類が、バサバサと音を立てて床に落ちていく。

 

美奈代は頭をのけぞらせ、口を半開きにして、唇を舌で湿らせ、低く小さな喘ぎ声を上げた。

 

拓哉の手が下半身に伸びたとき、美奈代は、

 

「外から見えちゃう。」

 

と言いながら、机の上のリモコンを探り当て、ボタンを押した。

 

すると角部屋の大きな窓のブラインドが一斉にザザーッと下がり始める。

 

すでにそこはビショビショに濡れており、油断すると熱い坩堝の中に引き込まれそうになっていた。

 

拓哉は指を二本突き入れ、花園の奥を探索した。

 

美奈代は、両手で拓哉の腕にしがみつくようにして快感に耐えた。

 

しかし、我慢できずに、

 

「お、うぅ、うぅーーっ」

 

とよがり声を上げた。

 

性感の波が美奈代の全身に及んできたことを見て取った拓哉は、机の上から滑り降りると、早業で美奈代のパンティをスルリと脱がせた。

 

そして、大股開きにさせた上で秘部を口で貪り始める。

 

「はあうっ、うっ、あっうーーっ」

 

美奈代はバンザイする形で身を反りかえらせると、両手で机の縁を掴み、腰を振って拓哉の口に女陰を押しつけた。

 

ジュル、ジュル、ジュルルルルッ、と拓哉は湧き出る愛液を音高くすすり取っていく。

 

美奈代は太腿でギュッと拓哉の頭を挟んで動かなくしようとした。

 

しかし、両手をドレスの下から胸に差し入れられ、豊かに膨らみきった乳房を揉みしだかれると、たまらず膝がゆるみ、股を開いてしまうのだった。

 

拓哉は口淫しながら、ズボンのベルトを外し、下半身を脱いだ。

 

そして、再び机の上に上ると、美奈代の躯と互い違いになるようにして、男根を美奈代の顔の前にもっていった。

 

「はあっ、これ、大きい。

 

カンちゃん、クスリのんだの?」美奈代が尋ねた。

 

「いや、のんでない。」

 

と拓哉が美奈代の花園を広げながら答えると、

 

「そう、私が欲しくて大きくなっちゃったのね。

 

可愛いわ。」

 

と美奈代はパクリと欲棒を口にくわえ込む。

 

そして、机の上の男女は互いの性器を刺激し合った。

 

ジュル、プチャ、ジュルル、ピチャ、プチュッ、といういやらしい音が部屋中に響き渡る。

 

拓哉は精が下腹に溜まるのを感じて、机の上に身を起こすと、美奈代のドレスの肩ひもを外し、たわわに実った大きな乳房をはだけさせた。

 

それは白熱灯の光を浴びて、柔肌の上に妖艶な曲線の影を形作っている。

 

拓哉は美奈代の躯にまたがると、胸の谷間に肉棒を横たえた。

 

美奈代は微笑んで両手で乳房ごとその肉棒を挟み込んだ。

 

拓哉は前後に腰を振り始めた。

 

美奈代の唾液と自ら吐き出した液でヌルヌルになった男根は、ほどよく乳房の摩擦を受け止め、いやが上にも拓哉の性感を高めていった。